キーボード (と人間)の相性について

最近、Gateronの白軸キーボードを買いました。Cherry MXの白軸はクリック感のあるスイッチですが、Gateronはクリック感のないスイッチです。その代わり、キーが非常に軽い。35gなので、無接点方式と同じぐらいです。
それまでは青軸や黒軸を使っていました。買う前は、「赤より軽いなんて、底打ちしまくって結局指に負担がかかるんじゃないか」と思っていました。というか、黒の反発を心地よいと感じていたので、赤すら軽すぎだと感じていました。
しかし、しばらく白軸に慣れてから青軸を使ってみると、文字が抜ける抜ける。
意外なことに、白軸はほとんど底打ちすることなく軽いタッチで打てています。病気で筋力が落ちていて、青だとすぐ指が痛くなってくる(底打ちしない黒はそれほどでもなかった)手が、全然痛みません。びっくりです。天国はここにあったんだ!


プログラマ時代は、ずっと適当なキーボードばかり使っていました。職場ではずっと本体付属のキーボードでしたし、アキバに勤めていた頃は休憩時間に店へゆき、980円の特価品を買って職場へ戻ったりしたものです。リストレストもなし。思い返せば、周囲の同僚もそんなもの使っている人は居ませんでした。
キーボードなんてただの入力機器ですが、ずっと触ることになるものなので、やっぱりいろいろと変わってきます。気分とか、体調とか。今更ですが、「なんで道具に金を払わなかったんだ!」と昔の自分を殴りたい。
力がなくなったが故に、最近はリストレストだキーボードの軽さだといった環境の部分を気にするようになりました。果たして良いことなのか、それとも悪いことなのか……。